電気はどうやって作られる?
発電の仕組みと種類

二子玉川を渡る田園都市線

発電の仕組みは複数ありますが、その多くは回転する運動エネルギーから電気を作ります。

  • 汽力発電(火力や原子力など)
  • 水力発電
  • 風力発電

このような発電の種類を目にしたことはありますか?回転の動力源は、上から蒸気・水・風の流れです。

生田緑地の蒸気機関車
撮影地:生田緑地(川崎市)

汽力発電:蒸気で回転させる

蒸気機関車のように蒸気の力を使うのが汽力発電です。蒸気がタービンを回して電気が生まれます。

蒸気とは、水など液体を熱してできる気体なので、熱源が必要です。

二酸化炭素を排出する熱源

次の燃料を燃やして熱源を得ます。

  • 石油・灯油・軽油
  • 液化天然ガス(LNG)
  • 石炭
  • 廃棄物
  • バイオマス
バイオマス
生ゴミ・家畜の糞・サトウキビ・トウモロコシを発酵させて作る生物由来の燃料。廃材を含む。植物が育つ過程で二酸化炭素を「吸収」することからカーボンニュートラルという考え方がある。

火力発電はおもに石油・液化天然ガス・石炭を燃料としています。

二酸化炭素を排出しない熱源

  • 核分裂
  • マグマ
  • 太陽

核分裂の熱を利用したものが原子力発電。マグマや太陽の熱を使うのが地熱発電太陽熱発電(太陽“光”ではなく熱)です。

ダム湖(奥多摩湖・小河内貯水池)

水力発電:水流で回転させる

流れる水がタービンを回し発電します。

水力発電で浮かぶのはダムでしょうか?それに加えて川や海(波力発電・海洋温度差発電)で発電する方法もあります。

風力発電の風車

風力発電:風で回転させる

風を捉えて発電機を回すのが、風力発電。再生可能エネルギーのひとつです。

空で発電する仕組みがもう一つ。回転による発電ではないですが、日光を活用した太陽光発電があります。

再生可能エネルギー
使ってもなくならない資源を元に発電する総称。地球に優しいエネルギー。具体的には風力・太陽光・地熱・バイオマスを指すことが多く、自然エネルギーや新エネルギーということもある。

参考文献

参考ページ