
Googleアドセンスを弊所が利用して20年近く経ちます。
- Googleアドセンス
- ホームページ運営者が、ネット広告スペースを貸すことで収益を得られるサービス。広告主用は『Google 広告』という名称。
最近、運営サイトとマッチしていない広告を見かけることが多いです。Cookie規制の影響なのかもしれません。
そこで特定の出稿をブロックしたところ、収益が増えました。方法を紹介します。
2022年5月12日、後日談を追記

機会損失を減らす方法
Googleアドセンスは手間がかからない、と思っていました。しかし、そうでもないようです。
対象を決めてブロック作業
個別のクリック率は分かりませんが、以下はまず押されることはない、と推測しました。
- 詐欺と思われるネットショップ
- 一瞬で何の商材だか分からない
- ローカルビジネスなのに、一瞬で所在地が分からない
- センスがかなり悪い
- 表示しない(一時的?)
- B to Bの商材(一般向けWebメディアに)
これらをブロックしまくりました。4.〜6.はブロックする方が収益減になるかもしれませんが、今は対象にしています。
閲覧者が広告を見るのは1秒以下でしょう。広告内容が一瞬で伝わらなければ論外です。
手間をかけた結果、1.4〜1.9倍
親和性のない広告に表示されてしまうと、閲覧者に向いた出稿機会を奪われることになります。
この機会損失を減らすため上記6タイプをブロックした結果、クリック率や収益が増えました。
2021年6月と9月を比較すると推定収益額が、この『たまプラ新聞』では144.5%アップ、『駅ずかん』は192%アップという結果です。

ブロックする方法は5通り
運営サイトに表示させたくない広告を指定するブロック方法は、主に5つあります。
- 広告バナー
- アカウント
- 広告主のURL
- カテゴリー
- 広告ネットワーク
個別に広告バナーをブロックするのは、Googleアドセンスのサイトより[ブロックのコントロール]-[広告レビュー センター]から。ブロックしたいバナーの左下[🚫]を押します。
問題ない広告は、各枠の左上にあるいづれかのチェックを入れ、[すべて選択]-[審査済みとしてマーク]をクリックするとページ送りされます。
ブロックしたい広告の欄枠をクリックすると、出稿しているアカウント自体もブロックできます。[アカウントのブロック]が表示されていない場合は《広告ネットワーク》経由で出稿されています。
広告ネットワークごとブロックしたいなら、[ブロックのコントロール]-[すべてのサイト]から設定します。

詐欺っぽいサイトをブロック
運営サイトの信頼性にも関わりますので、詐欺広告が表示されては困ります。
被害にあうまでは詐欺とは判断できませんが、いかがわしい商材はブロックしています。また、広告リンク先のサイトに、特定商取引法で決められた所在地や電話番号の記載がなければアウトです。
2021年11月時点、詐欺広告のほとんどは『 Shopify 』というネットショップ開設サービス(myshopify.com)を悪用していました。現在は見かけなくなりましたが、他のサービスの広告を見かけます。
後日談:ブロック作業をやめたから落ちた?
5月上旬の数日間、ブロック作業をやめたところ、その数日後から広告クリック率/収益がガタンと落ちました。
多くの要素が絡むので、ブロック作業をやめたのが原因かは定かではないです。しかし、ブロック作業を再開するとまた改善したので関連性は高い気がします(偶然かもしれませんが)。
なお、Googleより《すべてのパブリッシャー様を対象とした「価格設定の最適化」の導入》という通知が5月上旬に届きました。期待します。