
地域猫が懐いて、今では添い寝している。
最初は蚊に刺されたくないので、玄関に入れるだけだった。

外出の楽しさを手放さない
ある日、ネズミらしき鳴き声がして、猫の気配でなんとかならないかと部屋まで入れてみた。それから、窓の前で「チャイム」を押すように鳴いてアピールするようになる。
このまま家猫になるかと思ったが、彼は「外出の楽しさ」を手放さなかった。まるで役所勤めの人のように、だいたい早朝に出かけ、夕方に帰宅する。
猫は“完全室内飼育”が良いらしいけど、今のところ、検査だけにとどめている。
帰宅後もたびたび外に出る。そして、深夜には戻ってきてベッドで睡眠。枕を使うこともある。暗い部屋で間近で見る後頭部はバットマンみたい。
猫の行動は面白い。「帰宅」のときは、たいてい鳴いてアピール。ただし、声の大きさにはムラがある。ときには、ただ黙って部屋をじっと見ているだけのことも。

布団をほぐすこと、ネズミを捕ること
枕のそばでフミフミされると笑ってしまう。無心で働く職人っぽい。
また、よくネズミを咥えてくる。そのときの鳴き声は独特だからわかる。咥えながら鳴けるのには感心した。私がいないときは出入りするところに「お供え」してある。二段重ねだったときは2倍驚いた。




地域猫と平和
麻生区で農業している人も地域猫をかわいがっていた。話を聞くと、うちと同じように出入りさせている。
猫がのんびり暮らせる地域は平和だ。引っ越し先を選ぶときに役立つかも知れない。