京王線の名所図絵などを描いた吉田初三郎の展覧会
府中市美術館

吉田初三郎:神奈川県観光図絵

府中市美術館で《Beautiful Japan 吉田初三郎の世界》が5月18日より開催されます。

吉田初三郎よしだ はつさぶろうは、大正から昭和にかけて活躍した絵師。以前、紹介した『地図で読み解く小田急沿線』の表紙はこの人の作品です。

吉田初三郎:京王電車沿線名所図絵

Beautiful Japan 吉田初三郎の世界

「私は、大正の広重だ」と言っていたいう吉田初三郎の鳥瞰図ちょうかんずは、じっくり観察したくなる魅力を持ちます。

例えば、『京王電車沿線名所図絵』(上図)は鉄道路線から南方面を描いた作品です。京王線の先には「横濱」や「向ヶ丘遊園地」が。また、現在の京王線にない駅名も記載されています。

地形の特徴や位置関係を損なわず、わかりやすく名所が伝わるように工夫されています。また、配色は見やすさと美しさを兼ね備え、浮世絵のようです。

展覧会《Beautiful Japan 吉田初三郎の世界》では、10点を超える大型の肉筆鳥瞰図をはじめ、ポスター・絵葉書・絵画作品などが揃います。

会期2024年5月18日(土)〜7月7日(日)
最寄り駅
アクセス
東府中駅(京王線)北口から1.7km
府中駅(京王線)や武蔵小金井駅(中央線)ほかより路線バスあり
会場府中市美術館 2階 企画展示室
東京都府中市浅間町1丁目3番地
府中市美術館
都立府中の森公園のなかにある府中市美術館

展覧会の詳細は、府中市美術館 公式サイトでご確認ください。

あなたへオススメ