「0800」電話番号からの自動音声アンケートに注意、iPhoneの対策方法

iPhoneをチェックする女子高生

「0800」で始まる電話番号から、2025年10月下旬に再びかかってきました。

受話せずに番号をネット検索すると「電力の自動音声アンケートだった」という口コミが見つかりました。

すべてが不正とは限りませんが、電話アンケートに注意してください。

電話で詐欺をする犯罪者イメージシーン
自動音声ガイダンスの後、人が応対する

アンケート回答で、個人情報を伝えるリスク

アンケート内容によっては、回答が個人情報の提供になります。電話アンケートだと、電話番号と回答内容が紐付けできるので、より注意が必要です。

詐欺に個人情報が悪用される可能性があります。

例えば、家族構成を元に「ご兄弟が事故にあった」など、具体性を高める手段に使われるかもしれません。

個人情報は、不用意に伝えないようにしましょう。

以前にかかってきた不審な発信元は「+81 80」ではじまる国際識別を含む電話番号。そのときは「光熱費高騰対策センター」と自称しましたが、詐欺と考えられます。他にも、有名企業や役所を装い騙すケースもあります。

この件について、自治体や電力会社が注意喚起を公式サイトに載せています。2つ紹介します。

企業であっても問題があるケース

「070」から始まる電話番号からのケースでは、電話に出ると「光熱費削減診断」と称した次の自動音声が流れます。

お忙しいところ恐縮ですが、音声案内による5つの質問で蓄電池によって光熱費が削減できるか、削減診断を行なっています。

貴重なお時間をいただきますが、開始してよければ「1ボタン」を、今後弊社からのご案内が不要な方は「2ボタン」を(以下、略)

2024年夏にかかってきた自動音声

まず、社名を名乗っていないことが問題です。また、発信元の事業からして「診断」が目的でなく「勧誘」でしょう。これはグレーな営業手法です。

特定商取引法は、事業者に対して、勧誘開始前に事業者名や勧誘目的であることなどを消費者に告げるように義務付けています。

消費者庁 特定商取引法ガイド

発信元を調べてみると、名古屋市で営業している企業でした。

問題ある業者について、特定商取引法違反被疑情報提供フォームから消費者庁へ通報できます。

スマホ画面をチェックする男性

知らない番号からの電話は取らない

「0800」の電話番号は、「0120」と同様のビジネスで使われるフリーダイヤルです。しかし、筆者のケータイにも「0800」から始まる不審電話が複数かかっています。

不審電話は受話しないことが有効なので、iPhoneの“不明な発信者を消音”にする方法を紹介します。

知らない電話番号からの着信を消音にできる

iPhoneは、電話帳(連絡先アプリ)にない電話番号からの着信音を消すことができます。

iOS18.5の設定方法は、次のとおりです。

  1. アイコン[設定]をタップ
  2. [アプリ]をタップ
  3. [電話]をタップ
  4. 不明な発信者を消音」をタップ
  5. タップしてオン(緑色)にする

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