無料サービスを可能する、ネット広告の仕組みと問題点

ネット広告の仕組みを解説します。

広告のおかげで、様々なネットコンテンツを、無料で読めたり遊べたりします。

しかし、怪しいものを散見するなど、悪い面も目立ちます。

ネット広告の仕組み:グーグルの例
Google広告/アドセンスの例(2023年11月時点)

反響に応じて広告料が決まる

ネット広告の多くは、出稿側とネット媒体とのマッチング サービスによって配信されています。

配信事業者はたくさんあり「クリック報酬型」と「成果報酬型」に大別できます。

反響に応じて広告料・報酬が決まります。テレビや雑誌とは違い、ネット広告は厳密な効果測定ができるためです。

クリック報酬型

クリック報酬型は、広告を押されると費用が発生(上図参照)。

このタイプの広告を載せる媒体は、ページビュー(閲覧数)と収益とがほぼ比例します。そのため、騙すようなタイトルや貧弱なコンテンツが後を絶ちません。

また、悪質なネット広告のほとんどはクリック報酬型です。自動オークションのような出稿システムのため、テレビCMに比べて審査が圧倒的に甘いことが原因でしょう。

成果報酬型

アフィリエイト サービス プロバイダ(ASP)と呼ばれる事業者が、成果発生をチェックできるサービスを提供し、広告主と媒体を繋げます。

成果は資料請求や売上など、出稿者が報酬額とともに決定。

なお、ステルス マーケティングは成果報酬型が関わります。

ステルス マーケティング
宣伝であることを隠して、商材を売り込むこと

10月より景品表示法で、ステルス マーケティング(ステマ)はネット媒体に限らず、違反になります。

参考:消費者庁 公式サイト

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