詐欺広告『お得なショッピング情報』を、ChatGPTでチェック!

詐欺広告:お得なショッピング情報

このごろ「お得なショッピング情報」という詐欺ネット広告を多く確認しています。

騙しバナー広告の共通点は、不自然な日本語・ダサいデザイン・具体性またはブランド名なしです。決してクリックしないでください。

詐欺サイトのスクショ

サブドメイン.weebly.com

記事冒頭に載せたスクショしたバナー広告をクリックすると、詐欺サイトが開きます。《Weebly》というサービスを悪用して、この詐欺サイトを作成・公開しています。

Weebly
無料でホームページを作って公開できるサービス。URLは「(サブドメイン).weebly.com」などになる。

詐欺広告をクリックすると、パソコンがウィルス感染したような警告(上図)が現れるのは常套手段。

ただし、今回のケースでは、警告画面の前にクッキー受け入れ可否が表示されます。「衰退」と誤訳してはいますが、一段と巧妙です。

一方でバナー広告をよくみるとこの時期に「Winter Sale」など、怪しさ満載。

なお、《たまプロ新聞》は「weebly.com」へリンクするアドセンス広告を、本日(2025/3/31)にブロックしました。

詐欺広告をクリックしてしまったら?

もし詐欺広告を押してしまったら、その後に表示されるページ部分は触らないこと、そのまま閉じることが肝心です。

具体的には次のとおりです。

  • ボタンを押さない
  • 入力しない
  • 掲載番号へ電話しない
  • ページを閉じる

パソコンならショートカットキーで閉じれば、誤ってボタンを押すことがありません。例えばGoogle Chromeは、[Ctrl]またはMacなら[command]を押しながら[W]です。

ちなみに本件では、閉じるまで数秒かかりました。

スマホを使うシニア

ChatGPTに聞いてみる

本件のURL(詐欺広告のリンク先)について、《ChatGPT》に聞いてると次の回答がありました。

⚠ 詐欺サイトの可能性が高い

URL:https://【本件確認のサブドメイン】.weebly.com/

危険なポイント

  • Weeblyの無料サブドメインを使用(信頼できるECサイトなら独自ドメインを使う)
  • 偽のウイルス警告が表示される(クリックを誘導し、個人情報を盗もうとする可能性)
  • 公式情報が存在しない(ショップ名をGoogle検索しても信頼できる情報が出てこない)

対処方法

  • 絶対に個人情報を入力しない(クレカ情報やパスワードを入力しない)
  • ページをすぐに閉じる(警告が出ても無視する)
  • ブラウザのキャッシュを削除する
  • ウイルススキャンを実行する(怪しいソフトが入っていないか確認)
  • GoogleやWeeblyに報告する

報告リンク

このサイトは詐欺サイトの可能性が極めて高いので、アクセスしないようにしてください。

ChatGPTより(【】は記者加筆)

ChatGPTは無料利用でも、質問(プロンプト)によっては、かなり便利です。

ネット検索して複数のサイトを確認する手間が、1度ですみます。騙されないツールとしてもChatGPTは有効です。

しかし逆に、犯罪者が生成AIを使って、よりホンモノっぽい広告やショッピングサイトを作るので、一層の注意が必要です。