卒業生を講演者に迎える『社会人に学ぶ』という授業が、神奈川県立 元石川高校(横浜市青葉区)で毎年行われています。本年は、テーマパーク・消防署・病院などで勤務経験のある人たちが教壇に立ちました。
高校生が職業を意識する機会を
同窓会『瑞穂会』を介して、10名を超える同校を卒業したプロが、各教室で自身の仕事の話を軸に授業を行います。生徒たちへ配られたプリントには、授業目的として次のことが書かれていました(抜粋)。
社会で活躍する先輩の姿を知ったり、時には苦労や挫折を乗り越えて今の職業に就いている方々の話を聞いたりして、多くのことに挑戦していくことの大切さや面白さを感じられる契機となってほしい。
引用元:元石川高校 配布プリント
1クラス4名のプロに話を聞けるようなスケジュールです。
元石川高校同窓会『瑞穂会』
毎年1名の卒業生が“役員補佐”として瑞穂会に加わっています。これはメンバーが多世代になることを目的とした仕組みで、現在6名が補佐を担当。
事務局長の杉崎さん曰く、「生徒会長が役員補佐になることが多い」「実際、若い世代の意見を取り入れて変わったこともたくさんあり、我々としては効果を実感」とのこと。組織が閉鎖的にならない一つの手だと感じました。