
年末に「080」で始まる番号から不審電話がありました。今回はケータイ回線のようです。
受話せずにこの番号をネット検索すると「自動音声アンケートだった」という口コミが見つかりました。
詐欺の第一段階ということも考えられるため、ご注意ください。過去には「0800」や「+81 80」という番号からかかっています。

有名企業や役所を装い、個人情報を狙う
アンケートによっては、回答が個人情報の開示になります。電話の場合、電話番号と回答内容が紐付けできるので、より注意が必要です。
自動音声アンケートなど不審な相手に、個人情報を不用意に伝えないようにしましょう。個人情報が詐欺に使われることは珍しくありません。
例えば、家族構成を元に「ご兄弟が事故にあった」など、具体性を高める手段として個人情報を使われることもあります。
以前にかかってきた不審な発信元は「+81 80」ではじまる国際識別を含む電話番号。そのときは「光熱費高騰対策センター」と自称しましたが、詐欺と考えられます。他にも、有名企業や役所を装い騙すケースが報告されています。
東京電力は、公式サイトで注意喚起を行っています。
企業であっても問題があるケース
「070」から始まる電話番号からのケースでは、電話に出ると「光熱費削減診断」と称した次の自動音声が流れました。
発信元を調べてみると、名古屋市で営業している企業でした。
お忙しいところ恐縮ですが、音声案内による5つの質問で蓄電池によって光熱費が削減できるか、削減診断を行なっています。
貴重なお時間をいただきますが、開始してよければ「1ボタン」を、今後弊社からのご案内が不要な方は「2ボタン」を(以下、略)
2024年夏にかかってきた自動音声
まず、社名を名乗っていないことが問題です。また、発信元の事業からして「診断」が目的でなく「勧誘」でしょう。これはグレーな営業手法です。
特定商取引法は、事業者に対して、勧誘開始前に事業者名や勧誘目的であることなどを消費者に告げるように義務付けています。
消費者庁 特定商取引法ガイド
問題ある業者について、特定商取引法違反被疑情報提供フォームから消費者庁へ通報できます。

知らない番号からの電話は取らない
不審電話は受話しないことが有効です。
“着信消音”と“着信拒否”について、iPhoneの設定方法(iOS18.5)を紹介します。
電話帳未登録を着信消音にするiPhone設定
iPhoneは、電話帳(連絡先アプリ)にない電話番号からの着信音を消すことができます。
- アイコン[設定]をタップ
- [アプリ]をタップ
- [電話]をタップ
- 「不明な発信者を消音」をタップ
- タップしてオン(緑色)にする
なお、上の設定は、着信拒否ではありません。電話帳未登録からの電話は着信音が鳴りませんが、履歴には残ります。
電話着信拒否するiPhone設定
着信拒否するには、電話番号をiPhoneに登録する必要があります。
手順3でタップの位置がズレると発信してしまうのでご注意ください。
- 電話アプリを起動
- [履歴]をタップ
- マーク[ i ]をタップ
- 「発信者を着信拒否」をタップ
