地形の高低差を知りたいときに便利なのが、無料で利用できる《地理院地図(電子国土Web)》です。
地理院地図とは、地形図、写真、標高、地形分類、災害情報など、国土地理院が捉えた日本の国土の様子を発信するウェブ地図です。3Dで見ることもできます。また、地形断面図の作成や新旧の写真を比較する機能なども備えています。
アプリをインストールする必要がありません。Webブラウザからアクセスするだけ!
上のスクショは、iPadのWebブラウザ《Safari》で表示したものです。操作方法は後述します。
3Dマップで、坂道の勾配チェック
坂道の勾配を『地理院地図(電子国土Web)』で調べることが可能です。
例えば、「坂道回避してサイクリングしたい」「引越し先の登り坂を知りたい」などに有用。
3D表示にすれば、グリグリ動かして、異なる角度からチェックできます。
高低差を強調すると、わかりやすい
地理院地図の3D地図では、「高さ方向の倍率」を変えることで高低差を強調できます。
なお、この記事のトップ画像は、勾配を4倍にした3D地図。手前のあざみ野駅からたまプラーザ駅へレールが谷間を通ってるところがよく分かります。
3D地図の利用方法
3D地図を無料利用する手順を紹介します。
まず、確認したいエリアの2D地図を表示することがポイントです。
- 地理院地図(https://maps.gsi.go.jp)へアクセス
- 3D化したいエリアを表示
- 地図をスワイプ または 画面上でワード検索
- 左下の[+]で拡大
- [ツール]を押下(上図参照)
- [3D]を押下(上図参照)
- 表示サイズを選ぶ(上図参照)
- 左下の「高さ方向の倍率」を変える