近年、「スナップ写真が撮りにくくなった」という写真家が増えています。肖像権への意識が高まる一方で、NGが定まっていないからです。
古い書籍に素晴らしいスナップ写真集があります。行き交う人の気持ちを想像できて、街の「空気」が伝わる秀作です。
- スナップ写真
- スタジオ撮影写真と対義。人物など普段のシーンを、瞬発的に撮った画像。
- 肖像権
- 「顔を写される・それを公表される」これらの可否を決められる権利。明文化された法律はなく、見解が分かれる面がある。
堂々と撮れるようキャスティングフォト
そこでスナップ写真を“堂々と”撮れるように、近隣の学生にモデル役とフォトグラファー役をお願いしました。
撮影地は、たまプラーザ(神奈川県横浜市)で田園都市線沿いの通りです。電車が通ると、変化があります。
1mmで変わる表情からの印象
コスト削減のためカメラマン1名モデル1名で撮影するケースが増えていますが、やはり撮影現場には3名以上いた方が、良い表情を撮れる気がしました。モデルと初対面なら尚更です。
表情の微かな違いで、印象が大幅に変わります。例えば、録画したテレビ番組をコマ送りするとよく分かります。