東日本大震災の直前から描かれる『THE DAYS』、ネトフリやBlu-rayほか

社会派ドラマ『THE DAYS』役所広司

ドラマ『THE DAYS』は、東日本大震災(2011年3月11日)によって起きた原発事故を描いています。

2024年10月現在、Netflixネットフリックスでは見放題の対象。アマプラでは「レンタルまたは購入」となっています。

また、Blu-rayコンプリートボックス発売DVDレンタルが、9月18日にスタートしました。

1,2号機 当直長役:竹野内 豊
内閣総理大臣役:小日向文世

社会派ドラマ『THE DAYS』全8話

『THE DAYS』は、福島第一原子力発電所事故を全8話で伝える作品。

1話あたり60分前後で、合計で438分あります。

東日本大震災(2011年3月11日)が起こる直前から、第一話『福島第一原発は水没しました』が始まります。

ワーナー ブラザース ジャパンのニュースリリースに次の一文があります。視聴しましたが、納得です。

安易な英雄譚や美談に仕立てることを避け、日本政府、電力会社、現場で事故に対峙した人々の3つの視点による重層的なドラマによって驚くべき真実をあぶり出していく。

ワーナー ブラザース ジャパン リリース

ただ、沿岸部にある原発の非常用発電機が、なぜ地下にあったのかについて触れられていなく残念に感じました。

これについては、『朝日新聞』による2011年6月の記事《「地下に非常電源」米設計裏目に ハリケーン対策だった》で報道されています。

製作年2023年
主な出演者役所広司(所長)、竹野内豊(当直長)
小日向文世(総理大臣)、小林薫(運転員)、 音尾琢真(副長)
光石研、遠藤憲一、石田ゆり子
六平直政、吹越満
監督西浦正記、中田秀夫
公式サイトhttps://warnerbros.co.jp/tv/thedays/
THE DAYS

映画『Fukushima 50』との違い

門田隆将 著『死の淵を見た男―吉田昌郎と福島第一原発』をもとに、どちらも作られています。ただし、映画は「原作」で、連続ドラマは「原案」とクレジットされています。

映画との違いは、特に作品時間が関わるところ。

映画『Fukushima 50』(上映時間:122分)は、テンポよく凝縮されています。

一方、連続ドラマ『THE DAYS』は、ドキュメンタリー的。演出は、表情や間で伝えるシーンが多く、粛々と進んでいきます。資料的な価値もあるのでは?と思ったほどです。

だから、少々の予備知識がないと、退屈に感じるかもしれません。連続ドラマなので、調べながら視聴するのも良いのではないでしょうか。

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