不審電話がケータイに掛かってきたので調べました。
光熱費削減診断の体で、名古屋市にある株式会社が電話しています。
セールス手法の問題と、不審電話や営業電話の対処方法を紹介します。
特定商取引法に抵触スレスレ
電話によるファーストコンタクトは自動音声が流れます。社名を名乗っていないことがまず問題です。
「診断」だから違法でないと捉えているのかもしれません。
お忙しいところ恐縮ですが、音声案内による5つの質問で蓄電池によって光熱費が削減できるか、削減診断を行なっています。
貴重なお時間をいただきますが、開始してよければ「1ボタン」を、今後弊社からのご案内が不要な方は「2ボタン」を(以下、略)
自動音声の電話内容
また、発信元の事業からして「診断」が目的でなく「勧誘」でしょう。これはグレーな手法です。
特定商取引法は、事業者に対して、勧誘開始前に事業者名や勧誘目的であることなどを消費者に告げるように義務付けています。
消費者庁 特定商取引法ガイド
なお、特定商取引法違反被疑情報提供フォームから消費者庁へ通報できます。
不審電話や迷惑電話の対処方法
不審電話は受話しないことが確実な対処法です。
iPhoneは不明着信を消音にできる
電話帳(連絡先アプリ)に登録されていない電話番号からの着信音を消すことができます。
iPhoneの設定方法は、次のとおりです。
- アイコン[設定]をタップ
- 「不明な発信者を消音」をタップ
- タップしてオン(緑色)にする
電話番号をネット検索する
電話をかけてきた人を知りたければ、折り返し電話をするのではなくネット検索することをおすすめします。
ハイフンを入れなくても電話番号をネット検索すると、投稿サービスサイトが見つかります。
受話した人がどこからの電話だったかを、このサイトに書き込んでいます。すべて真実とは限りませんが参考になります。
消費生活センターに相談する
第三者の意見を聞きたければ、消費生活センターに相談できます。