WOWOWオリジナルドラマが面白い理由を探りました。また、おすすめ作品を紹介します。
WOWOWとは、衛星放送チャンネル。ネットが一般的になる前の1991年に営業放送を開始しています。
その後、オリジナルドラマ製作が2003年にはじまりました。
- プロモーション リンクを含みます
- 公式サイトへのリンクより購入や申込されると、《たまプロ新聞》に報酬が支払われます。
視聴できる動画配信サービス
連続ドラマWは、動画配信サービスで視聴できます。
本家の《WOWOWオンデマンド》ではほとんどの過去作品を配信中です。
また、次のサービスで連続ドラマWのいくつかの作品を観られます。
- Amazon プライムビデオ
- Hulu
- DMMプレミアム
- ネットフリックス
ドラマWから連続ドラマWへ
オリジナルドラマについてWOWOWへ問い合わせると、プロデューサ 青木泰憲さんへのインタビュー記事を教えてくれました。
この記事で、一話完結の『ドラマW』を始めたことなどが語られています。
『連続ドラマW』は2008年に放送スタート。そこから“顧客視点で考える” “加入者の傾向に合わせて原作を選ぶ”ことを、プロデューサが行うようになったそうです。
この転換が、WOWOWドラマが面白い理由の根幹なのだと感じます。
また、名優が多くキャスティングされていたり、良質な音楽がドラマを引き立てたりすることも連続ドラマWの特長です。
ちなみに、参考記事にあった、ドラマ制作について“WOWOWは未経験者の集まり”には驚きました。
参考記事:【FEATURES!】青木泰憲プロデューサーインタビュー
おすすめ社会派ドラマ・サスペンス
視聴した《連続ドラマW》のなかで、おすすめ作品シリーズを表にまとめました。その下に一部、レビューを載せています。
どれも社会派ドラマでありサスペンスである秀作。もし、好きな俳優名がリストにあったら、そのドラマは必見です。
作品名 | タイプ | 他社配信 | 原作本著者 | 主な出演者 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
レディ・ジョーカー | 刑事 | Hulu、DMM | 高村薫 | 上川隆也、柴田恭兵、豊原功補、山本耕史、泉谷しげる | 水谷俊之、鈴木浩介 |
プラチナタウン | 地域 | Hulu、DMM | 楡周平 | 大泉洋、渡部篤郎 | 鈴木浩介 |
ヒポクラテスの誓い | 医療 | Hulu、DMM | 中山七里 | 北川景子、柴田恭兵、古谷一行、相島一之 | 内片輝 |
しんがり 〜山一證券 最後の聖戦〜 | 経済 | Hulu、DMM | 清武英利 | 江口洋介、勝村政信、佐藤B作 | 若松節朗 |
アキラとあきら | 経済 | Hulu、DMM | 池井戸潤 | 向井理、斎藤工、小泉孝太郎、松重豊、尾美としのり、永島敏行 | 水谷俊之、鈴木浩介 |
HOTEL -NEXT DOOR- | 経済 | アマプラ、Hulu | ディーン・フジオカ、尾美としのり、益岡徹、草笛光子、石橋蓮司 | 水谷俊之、鈴木浩介 | |
空飛ぶタイヤ | 経済 | Hulu、DMM | 池井戸潤 | 仲村トオル、田辺誠一 | 麻生学、鈴木浩介 |
セイレーンの懺悔 | 報道 | アマプラ、Hulu、DMM | 中山七里 | 新木優子、池内博之、高嶋政伸 | 中前勇児 |
株価暴落 | 経済 | Hulu、DMM | 池井戸潤 | 織田裕二、竜雷太、石黒賢 | 鈴木浩介 |
レディ・ジョーカー(刑事ドラマ)
原作は、グリコ・森永事件をヒントに創作した、といわれる高村薫 著『レディ・ジョーカー』です。
誘拐された社長が解放されるところから始まり、7話構成です。
昭和の大企業を題材にした雰囲気のあるサスペンス。今回紹介した5作のなか、ストーリーの面白さは1番だと思います。
プラチナタウン(経済ドラマ)
原作は、楡周平 著『プラチナタウン』。
巨額負債と過疎化に陥っている街を、再生するサクセスストーリーを全5話で映像化。希望の持てるドラマでした。
ヒポクラテスの誓い(医療ドラマ)
原作は中山七里さんの同名小説。登場する医師に悪人はいませんが、悪いことが広がっていきます。
レビューは別記事にしました。
セイレーンの懺悔(報道ドラマ)
高校生誘拐事件を通して、マスコミと警察に焦点を当てた良質なドラマ。視聴対象は13歳以上です。
普遍的な人々の表裏によって展開していくところに、地上波ドラマではあまり見かけないリアルさがあります。
中山七里さんの同名小説が原作。このタイトルの秀逸さにもおののきます。
しんがり ~山一證券 最後の聖戦~(経済ドラマ)
原作は、清武英利 著『しんがり 山一證券最後の12人』。
山一証券廃業の前後を描いたドラマで、全6話からなります。
「殿(戦闘退却のなか最後尾で追撃に対抗する部隊)」を努めた社員たちの実話がもとになっています。
空飛ぶタイヤ(経済ドラマ)
原作は池井戸潤の『空飛ぶタイヤ』で、映画化もされています。
三菱リコール隠し・横浜母子3人死傷事故を、もとにしたフィクション。
走行中にトレーラーが脱輪、そのタイヤが歩行者に直撃して死亡。整備ミスを指摘された社長が、メーカーの不正を明らかにしていきます。ドラマは全5話。