新型コロナウイルス感染拡大により緊急事態宣言が7都府県へ発出されて、学校が再開できない事態が続いています。そこで、神奈川県の学生3名と自宅で制作できるボイスドラマにチャレンジしました。初回の作品は『銀河鉄道の夜』の「1.午後の授業」です。上の画像を押すと再生されます。
ボイスドラマとは、音のみのコンテンツ。ラジオドラマやオーディオブックと同じ意味です。
古代から人が文化を求めるのは、死への恐怖や悲愁を消化するためではないか、と世界的に感染拡大しているなか感じました。
リモートワークでスマホ録音
出演者それぞれの自宅でiPhoneを使って録音し、弊所がパソコンで調整してYouTubeで公開。打ち合わせはLINE通話を使い、100%リモートワークです。
- 企画・選曲・出演
- 中村安璃
桐蔭学園高等学校 演劇部
- ナレーション
- 宇敷かな
神奈川県立 元石川高等学校 放送部 2019年度卒業
- イラスト
- れい
神奈川県立高等学校
- プロデュース・編集
- たまプロ新聞
横浜市都筑区中川中央
できる範囲で小さく始める
「ラジオドラマをやりませんか?」と中村さんを誘ったのが3月31日。フリーの脚本も含め題材の検討を始めました(若い世代は“ラジオドラマ”と言わないということ表記変更)。
その後、ナレーションを何度か発注している宇敷さんへ参加依頼したところ、翌日に音声ファイルを送ってくれました。中村さんがそれを聞いた上で収録に挑み、編集フェーズで修正を重ね1週間ほどで完成!
宮沢賢治『銀河鉄道の夜』
1933年に永眠した宮沢賢治の作品は、著作財産権の保護期間が終わっているため、中村さんがこの作品を選びました。