
港北ニュータウンは、横浜市都筑区を中心に整備された都市開発エリア。
公園や緑道などの豊かな自然と、大型商業施設が共存している点が特長です。鉄道2路線が乗り入れ、7駅あります。
横浜市6大事業のひとつとして、港北ニュータウンは1965年に発表され次の基本理念を掲げ開発が進みました。
- 乱開発の防止
- 都市農業の確立
- 住民参加のまちづくり

港北ニュータウンの範囲と駅
港北ニュータウンの広さはおよそ2,530haで、換算すると山手線内側の4割くらい。都市開発エリアを区分して計画されました。
- 第一地区・第二地区
- 中央地区
- 既開発地区
- 農業専用地区
- その他地区
横浜市営地下鉄のブルーラインとグリーンラインが乗り入れます。
地下鉄ですが一部区間は、地上や高架を走ります。新しい路線なので、踏み切りはありません。

「都筑ニュータウン」でない理由
1965年に、港北ニュータウン開発事業計画が発表されます。当時、この計画エリアは港北区でした。横浜市が10区の時代です。
現在の18区になった1994年に、港北区と緑区が再編成されて、都筑区が誕生しました。
横浜市計画局1970年発行の冊子には、それぞれの宅地造成に連携がない乱開発や住宅不足の懸念に対して、次のように書かれています。
このような弊害を防ぎ、進んだ型で計画的に市自らが開発する、これが港北ニュータウンです。
横浜市計画局『明るく住みよい まちづくり 港北ニュータウン』より抜粋
参考:横浜市 公式サイトほか
