メガネ販売《Zoff》を語る不審SMS、問い合わせたら「本物」だが

Zoff(ゾフ)を語る不審なSMS
Zoffを語る不審SMS(ショートメール)

スマホへ《Zoff》を語る不審なSMSが届きました。誕生月の値引きクーポンをプレゼントする、という内容です。

Zoffは2021年に個人情報を流出させているため、悪用されたのでは?とまず疑いました。

参考:Zoff 不正アクセスに関する調査結果のご報告

広告宣伝メールの事前承諾と表示義務

購入店に聞くと、当該SMSは「本物」でした。

しかし、広告宣伝メールの送信に、私は同意した覚えがありません。それどころか“営業メール拒否”でデータ登録されているとのことです。

店員はSMSだから、と弁解しましたが、特定電子メール法は、SMS(ショートメール)も対象です。

平成20年の法改正から、原則として広告宣伝メールを送るには、受信者の事前承諾が必要です。(法第3条第1項[特定電子メールの送信の制限])

日本データ通信協会 迷惑メールの概要について
日本データ通信協会
総務省より委託を受け、特定電子メール法違反のメッセージに関する相談や情報を受け付ける

Zoffが送ったSMSには配信停止URLが載っていますが、このURLの真偽を判断する術がないのです。

そもそも、表示義務を果たしていません

たとえ同意を得た広告宣伝メールであっても、送信者には次の表示義務が伴います。

特定電子メールの送信等に関するガイドライン(総務省総合通信基盤局・消費者行政課 消費者庁 取引対策課 作成)
特定電子メールの送信等に関するガイドライン
(総務省・消費者 平成23年8月作成)

Zoffの見解

当該SMSについて「オプトアウト違反」と「表示義務違反」と捉えたことを、Zoffへ伝えると、株式会社インターメスティックより次の返信が届きました。

SMSの送信について、弊社からのキャンペーン情報等の情報提供に同意いただいたお客様に限り配信をしております。

今回お送りいただきましたご意見、お客様からの声を参考に、今後サービスの向上に努めて参ります。

株式会社インターメスティック広報

店員が特定電子メール法を知らないことは、仕方ないでしょう。しかし、Zoffとしてこのテンプレ回答には呆れました。ちょっと調べればわかることですから。

迷惑SMSの通報先

総務省より委託された日本データ通信協会が、SMS宛に送られた違反の情報提供を受け付けています。

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