詐欺のネット広告を9月に、2点(「嵐に気をつけて」「夢の自転車を手に入れましょう」)見つけたのでお知らせします。
『NHKワールド JAPAN』のロゴが載っていますがニセモノです。
昨年後半から「ウェザーニュース」「台風が近づいています」と記した詐欺広告が目立ちました。リンク先の表示はこれらと同様です。
なお、株式会社ウェザーニューズ(アプリ名は『ウェザーニュース』)と詐欺広告は無関係です。
対処は無視して「閉じる」
犯罪者が広告を出してまで行っている目的は、お金です。個人情報を得てから、別の接触で金品を狙うケースもあります。
2023年10月の詐欺広告はクリックすると、ニセ“NHK番組サイト”を挟んで、ウィルス感染したかのような警告が表示。一方、今回(2024年9月)は、経由ページが表示するのは人が気づかないほど一瞬でした。
騙す手法は時とともに変わるため、ご注意ください。
警告画面が出たときの対処は、無視してウィンドウを閉じることが原則です。解決できないときは、メーカーサポートやショップへ相談することをお勧めします。
ロゴでもホームページでも、デジタルデータは瞬時にコピーできます。だから、本物と全く同じ画像を、簡単に作れるのです。
なお、経由ページは、おそらく《Google広告》の審査逃れのためでしょう。
- Google広告
- 広告配信サービス。Googleによるネット広告主とWebメディアをつなぐ。なお、広告スペースを貸すWebメディアへのサービス名は《Googleアドセンス》 。 [詳しく]
消費者庁が注意喚起
この詐欺広告について、消費者庁が公式サイトで詳しく解説しています。
解説ではWindowsのニセ画面ですが、Mac向けのニセ画面もあります。また、以前は『NHKワールド』を装うロゴを載せていました。
ニセ画面に誘導するため、「注意:台風が接近しています」「ウェザーニュース」「地震」などの詐欺広告を出稿しているわけです。2023年10月から増加しています。
URLを見る癖を
URLは何か?と見る習慣を勧めます。
メール文やWebブラウザのアドレスバーなど、URLを見る癖をつけておくと、詐欺と気付けることがあるからです。
2023年10月のケースでは、経由ページのURLでNHK関連でないと分かりました。
しかし、騙せる表記もあります。詐欺対策に完璧はない、と忘れないことが大事でしょう。
たまプロ新聞の対応
詐欺や《たまプロ新聞》が定めるNGコンテンツを疑われる広告は、確認次第ブロックしています。
完全に詐欺とわかる広告は、URLごとやアカウントごと拒否。
しかし、広告配信サービスの仕様で、Webメディア側は事後対応しかできません。そのため、なるべく頻繁にチェックするようにしています。