
ここ最近、Instagram(インスタ)から詐欺メッセージが送られてきます。本人ではなく、詐欺師からのものです。
アカウントを乗っ取り、友人・知人のふりをして、次のダイレクトメッセージ(DM)を送ってくるのです。
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詐欺メッセージ
インスタのDMを確認すると、他にも同様のメッセージ(少し文面が違う)を受信していました。やり取りしたことのない相手で「承認」が必要だったため、気づきませんでした。

対処方法は相手にしない
上記のようなメッセージには、反応しないことが一番の対処法です。
もし詐欺メッセージの送信元アカウントが友人・知人なら、アカウントが乗っ取られています。別の連絡手段で伝えてあげましょう。
なお、記事執筆のために、あえて「相手」してみました。手口は次のとおりです。

インスタDMで、ケータイ番号を要求
今回の件では、メッセージに返信すると、「ケータイ番号を教えて」と要求してきました。
番号は知っているはずと返信しても、「教えて」を繰り返します。どうやら相手は、日本語がわからないようです。しかし、インスタ電話がかかってきました(これはスルー)。日本語を喋れる者へバトンタッチして、通話するのかもしれません。
特に若い人たちは通話する前に、メッセージで許可を得るといいます。この習慣は詐欺対策に有効ではないでしょうか。

ユニークなフレーズが役立つ
普段のメッセージで、ユニークなフレーズ(例えば「お疲れー」「どっも」で始まるとか)を使っていると、本人チェックに役立つと思います。
定型文を送る詐欺のならば、“お決まりのフレーズがない”ことで、ニセモノと気づけます。
ただし、巧妙化すると、過去の投稿を学習してその人っぽいメッセージを送ってくる可能性は高いです。
メッセージ上のURLタップや、電話番号など個人情報を伝えることは、十分お気をつけください。