富士見ヶ丘にあるのは、高さ14m・標高74mと、横浜市内最大の川和富士(横浜市都筑区)。山頂に立てば、360°の大パノラマ、もちろん、南西方向に本物の富士山も見える。
TVドラマ『流星ワゴン』の撮影地
川和富士の隣に作られた小さな富士山は、愛鷹山か?それとも宝永山か?「そんなのどっちだっていい」とばかりに、子どもたちが2つの山の間を駆け回っている。
この富士塚は、1995年にTBSで放映された『流星ワゴン』(重松清 原作)の舞台となり話題になった。山頂には祀も石碑おなく、あるのは方位盤。まるで観光地の展望台のようだ。
それもそのはず、元々は200mほど東の《ゆうやけ橋》付近にあった富士塚を、港北ニュータウン開発時に移築し公園にしたのだ。とはいえ、1860年(万延元年)に着手、1891年(明治24年)完成、と歴史はある。しかも最初に造られた富士塚の高さは約27m、現在の2倍というから驚く。
かつて山頂にあった浅間大神の石碑は、川和八幡神社の境内に祀られている。