ネット広告の「ウェザーニュース」や「台風が近づいています」は詐欺です。
６月に入りまた見かけるようになったので、記事を更新しました。もしかすると、天候が悪いときを狙って、出稿しているのかもしれません。
なお、株式会社ウェザーニューズと詐欺広告は無関係です。
上のスクショは、Googleアドセンス管理画面。最近は写真を変えていることがわかります。
- Googleアドセンス
- 広告配信サービス。WebメディアがGoogleと提携して広告スペースを貸し出す。一方、出稿側のサービス名は《Google広告》 。 ［詳しく］
対処は無視して「閉じる」
犯罪者が広告を出してまで行っている目的は、お金です。個人情報を得てから、別の接触で金品を狙うケースもあります。
試しに詐欺広告をクリックしてみました（2023年10月）。すると、ニセ“NHK番組サイト”を挟んで、ウィルス感染したかのような警告が表示されました。時とともに手法が変わりますので、ご注意ください。
警告画面が出たときの対処は、無視してウィンドウを閉じることが原則です。解決できないときは、メーカーサポートやショップへ相談することをお勧めします。
ロゴでもホームページでも、デジタルデータは瞬時にコピーできます。だから、本物と全く同じコンテンツを、簡単に作れるのです。
経由ページを設けているのは、おそらくGoogle広告の審査逃れのためでしょう。
消費者庁が注意喚起
この詐欺広告について、消費者庁が公式サイトで詳しく解説しています。
解説ではWindowsのニセ画面ですが、Mac向けのニセ画面もあります。また、以前は『NHKワールド』を装うロゴを載せていました。
ニセ画面に誘導するため、「注意：台風が接近しています」「ウェザーニュース」「地震」などの詐欺広告を出稿しているわけです。2023年10月から増加しています。
URLを見る癖を
URLは何か？と見る習慣を勧めます。
メール文やWebブラウザのアドレスバーなど、URLを見る癖をつけておくと、詐欺と気付けることがあるからです。
今回のケースでは経由ページのURLで、NHK関連でないと分かりました。
ただし、騙せる表記もあります。詐欺対策に完璧はない、と忘れないことが大事でしょう。