Webページは「種まき」して様子を見るのが良い、と思う理由

たまプロ新聞を運営していて改めて思うのは、Webページは「種まき」して様子を見るのが良いということです。

いきなり詳細まで載せるのに時間がかかるなら、概要にとどめ公開した方が成果が出やすいと考えています。公式サイトの下層ページでも同様ではないでしょうか。

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「来月の80点」より「来週の60点」

Web担当者はアクセス状況をチェックして、可能性を探ります。

潜在ニーズを検索語から推測したり、より認知向上できる要素を検討したりとデータを踏まえて試行錯誤します。

これらを可能にするためネット記事やホームページ(以下、Webページ)は、完璧度より公開のスピードが大事というわけです。

いくら時間をかけても、100点になることはなかなかありません。それならば、より早く反応をチェックして修正・加筆を繰り返すほうが近道、という発想です。

PDCAサイクルは古い?

「PDCA」をGoogle検索すると、「時代遅れ」「古い」という否定的なサジェスト(多く検索された複合語)が目立ちます。

しかし、出だしの P(計画)や D(実施)に時間をかけすぎることが問題なのです。

ある法人のWeb業務では、驚くほど権限委譲がされていませんでした。この状況で成果を出しにくいことは明らかだと思います。

ワードプレスを使う企業が多いのは、“技術的に”誰でもページ編集できて、すぐに対処できるからです。

Googleアナリティクス
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ネット上の反応は、無料で把握できる

Googleのサービスを利用すれば、アクセスデータを無料で得られます。

特に流入キーワードは役立つ情報です。Googleサーチコンソールの「検索結果のパフォーマンス」で知ることが可能です。

詳しくは、Googleアナリティクスとサーチコンソールで効果測定をご覧ください。

反応の悪いページに時間を割かない

閲覧数(PV)が多いページは、そこに興味がある人が多い訳なので、加筆やページ追加します。

人気Webページが生まれれば、伝えたいことと絡める手法を取れます。反応の悪いページを改良するよりも上手くいく可能性が高いです。

以上をまとめると「まずは概要やプロローグをアップして、閲覧数の多いページから改訂する」。この業務フローをお勧めします。

アクセスデータを元に整理・加筆

Webページが印刷物より優れている点は、反応をチェックできることです。

「そこを知りたい人がいるんだ!」とアクセスデータから気づかされることが度々あります。

閲覧者の反応を元に整理・加筆しないと、機会損失してしまいます。

《たまプロ新聞》の実例をひとつ紹介

記事「相鉄線・相模鉄道・相模線の違いは?ちょっと歴史の話」は当初、相鉄線とJR相模線の歴史にフォーカスしていました。

公開してしばらくすると、この記事へ予想外の流入キーワードがありました。「相鉄線 相模鉄道」や「相鉄線 相鉄本線」とネット検索してアクセスされていたのです。

思い出すと自分も、相鉄線・相模線・相模鉄道・相鉄本線の違いを曖昧な理解のままにしていました。

そこで、これらの用語を整理した表を加えるなどしたところ、アクセス数がかなり増加。この記事から、さらに見てもらいたい《駅ずかん》の路線図などへリンクしています。

Webメディアは、閲覧者の役に立つことが目的のひとつです。

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