「あなたのアカウントがなりすましの被害に〜」という詐欺

フェイスブックを偽るメールを受信したヤフーメールの画面
Webブラウザ版 Yahoo!メールより

あなたのアカウントがなりすましの被害に遭っています!」というメールが、“偽”Facebookから8月5日に届きました。

「最近、Facebookを使ってないから?」と一瞬騙されましたが、Facebookアカウントを数年前に削除したことを思い出しました。

差出人の項目が「From: Facebook」となっていますが、ここは簡単に偽装できるところです。

Yahoo!メールは、怪しいメールを迷惑フォルダーへ移して「なりすましメールの可能性」を教えてくれます。しかし、新しい送信元や手法だったためか、今回の詐欺メールは自動判定されませんでした。

電車内、スマホでメールチェックする人

ネット詐欺の対策は?

被害に遭わないようにする完璧な対策はありません。これはネット詐欺に限らないことですが、まず「騙されるかも?」と構えていることが、対策の第一歩。

ここでは、特に気をつけたい3つのポイントを紹介します。

  • メール上のボタンやURLを押さない
  • 必要以上にアンケートやサービスに登録しない
  • メールアドレスを使い分ける

メール上のボタンやURLを押さない

内容が気になっても、メールに載るボタンやホームページアドレス(URL)は、クリック・タップしないようにしましょう。なぜなら、もし詐欺メールならリンク先もニセモノだからです。

公式サイトへアクセスするには、「URLを入力する」または「ネット検索する」方が安全です。

必要以上にアンケート・サービスに登録しない

ネット上には、アンケートのプレゼントや激安セールなど、さまざまな広告があふれています。これらの中には、詐欺や個人情報を狙う「広告」も含まれます。

メールアドレスを使い分ける

仕事関係、友人・知人、各種サービス登録用など、目的ごとにメールアドレスを使い分けると、万一、情報漏洩があっても被害を抑えられます。

メールアドレスは、Yahoo!メールやGmailで無料で作れます。

ある事業者の情報漏洩が発覚したきっかけは、どこの登録先か判別できるように住所に記号を加えていたことでした。

登録用メールアドレスを分けておけば同様に気付けますし、もし漏洩があった場合でもそのアドレスだけを削除して対処できます。

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