小田急線を描いた地図と、ちょっと歴史の話

小田急線の路線を地図上に描くと、小田急小田原線（新宿〜小田原）が山の間に通されていることが分かります。

路線図には、他の鉄道路線へ乗り換えできる駅名のみ記載しています。なお、地形図などは国土地理院による『地理院地図』をもとに作成しました。

82.5kmを一気に開通した小田原線

新宿駅から小田原駅まで、小田急小田原線は82.5kmをなんと一気に開通。1927年のことです。

その後、1929年に小田急江ノ島線 開通。小田急多摩線は1974年に開通し、延伸を重ねます。

• 小田急線 誕生の話 – 小田急小田原線の歴史

小田急線 開業時から残るの駅舎

向ヶ丘遊園駅の北口駅舎は、1927年の開業時から残る唯一の駅舎です。原型を保存しながら2020年までリニューアル工事が行われました。

• 開業時から残る向ヶ丘遊園駅の北口駅舎

ロマンスカーの始まり

小田急ロマンスカーの前身とも言える『週末温泉急行』が1935年に登場。新宿駅から小田原駅までを、およそ90分で運行します。

週末温泉急行は戦争で中止されましたが、1951年にロマンスカーの名で「復活」。

前年に、箱根登山線への直通運転が実現していたため、当時からロマンスカーで箱根湯本駅へ行けました。

• 小田急ロマンスカー路線図ガイド

当時の社会情勢

参考文献

• Webサイト：会社小史・略年表（小田急電鉄）
• 書籍：地図で読み解く小田急沿線
• 書籍：もういちど読む 山川日本史