プロレスと田都線沿線の思い出
横浜市青葉区

全日本プロレス道場のリング

現在、青葉区(神奈川県横浜市)でプロレスの試合が行われたことを知っている人は少ない。

感激の巨人からの続き

青葉台駅北口
田園都市線 青葉台駅

駅近で興行していた

40数年前なので住所はまだ緑区。造成地がいまだ点在する青葉台駅前(青葉台二丁目)の空き地で新日本プロレスが興行を行った。ちょうど異種格闘技戦などで話題になっていた時期。区内はもとより川崎市域からも大勢お客さんが詰めかけ大賑わいだったそうだ。

かつて、あざみ野の近くに家電量販店のダイオーショッピングセンターがあった。現在、スポーツジムやカラオケ・ネットカフェの入っているビルも含めた一画で、当時はショッピングモールのようになっていた。その駐車場で女子プロレスの試合が行われた。当時人気絶頂だったダンプ松本ブル中野クラッシュギャルズなどが熱戦を繰り広げたという。

昭和50年代、プロレスファンにとっては、夢のような時代であった。

あざみ野駅のホーム
田園都市線 あざみ野駅

プロレスラー遭遇自慢

選手との接近遭遇はまだ続く。先述のダイオーショッピングプラザで、あの「破壊王」の異名を持つ橋本真也選手に出会った。大きな電化製品の箱を両手に抱え悠然と歩いて行く橋本さん。その後、何度もお見かけするので、いったいどこに住んでいるのかと思っていたら、なんと地元。灯台下暗し、私の住んでいたマンションの二つ隣のマンションであった。

数年後、橋本さんは鶴田さんと同じ地域に転居された。青葉区に全日本プロレスの道場があるということを知ったのもその頃のことだ。

遠征に向かう大きなバス、選手と接近遭遇する機会もぐーんと増えた。

ある時、マウンテンバイクに颯爽とまたがりバス通りを駆け抜けていく三沢光晴選手を見かけた。その話を知人にしたら

「このあいだ、小橋建太選手と居酒屋で会って意気投合、その帰りにタクシーで道場まで送ってあげてね…」と、さらに強烈な遭遇自慢をされた。

おそらく、そういったエピソードがたまプラーザのあちこちに残されてるに違いない。

現在、私も青葉区に住んでいる。しかも、道場まで徒歩3分。(笑) 地域情報誌の取材という名目で道場に足を踏み入れたのは2011年の1月。

まさかそんな日が訪れるなんて…。

次回へつづく