
オンライン診療による医薬品の処方でトラブルを避けるため、次のことを行いましょう。
- 本当に必要な治療なのか、よく考える
- 薬を使って異常を感じたら、医療機関を受診する
- 契約内容をきちんと確認した上で、契約する
- 医師の話をよく聞き、理解してから薬を服用する

オンライン診療の相談事例
スマートフォンやパソコンを使って医師の診察を受けられるオンライン診療について、寄せられた相談を紹介します。
ダイエット相談「痩せたい」
医師の処方であれば安心だと思い、オンライン診療でダイエット治療薬の処方を受けたところ、糖尿病治療薬だった。飲むのが不安だ。
禁煙相談「タバコをやめたい」
禁煙しようと、オンライン診療で禁煙治療を受けたが、音声のみの数分のやり取りの後、高額な飲み薬を処方された。解約したい。

注意点
- 糖尿病治療薬のダイエット目的の服用や自己注射は、安全性と有効性が確認されていません。
- また、糖尿病治療薬には低血糖症状や、消化器症状などの副作用の恐れもあります。
- きちんとした問診や説明がない場合、自分に合わない薬が処方されてしまう可能性があります。
- 自由診療の場合は、健康保険の対象外であり、支払いが高額になります。
- 意図せずに定期購入になっていた、定期購入を中途解約できない、高額なキャンセル料を請求された、解約したいのにクリニックと連絡が取れない等の相談もあります。
契約に関するトラブルについては、消費生活センターにご相談ください。
- 消費者ホットラインの電話番号:局番なし188番

この記事は、神奈川県くらし安全防災局 くらし安全部消費生活課 発行『かながわ消費生活注意・警戒情報165号』を元に作成しています。
なお、写真は「挿絵」として掲載しているもので、本文とは関係ありません。
神奈川県 公式サイト『かながわ消費生活注意・警戒情報』の情報は、ご自由にコピー、回覧していただき、消費者被害の未然防止にお役立てください。PDFファイルもあります。