登戸という地名の由来
小田急線と南武線の沿線・川崎市

登戸駅 生田緑地口 藤子F不二雄ミュージアム直行バス停
登戸駅 生田緑地口

小田急小田原線は新宿駅を発車して西へ進む。多摩川までが東京都で、渡河した最初の駅が、登戸駅である。

登戸駅のあたりの住所は、神奈川県川崎市多摩区登戸。それで駅名が決まったのだが、その「登戸」という地名の由来には諸説ある。

五品江戸廻送令で、柿生/市ヶ尾を通るルートへ?」の続き

小田急ロマンスカーVSE&江ノ島線より登戸駅前、多摩川橋梁
多摩川橋梁『小田急ロマンスカーVSE&江ノ島線』より

多摩川沿い、小田急線 登戸駅あたり

有名なのは、多摩川の河原(渡河点)から多摩丘陵へ登(ノボル)ための入口(戸=ト)というもの。また、アイヌ語の「ヌプルット(濁った沼)」が「ノポリット」「ノボリット」と訛って「登戸」になったという説もある。

自分が注目したのは、「川が干あがった土地」説。多摩区在住の郷土史家の方が提唱された新説で、「登る」の語源の中に 「水上、水中から陸上へ移る」という意味があるのを見つけ、川の流路が変わったことによって(陸地になった場所)のことを指すのではないか…との解釈をされた。

津久井道散策。小田急沿線の歴史を訪ねて

登戸駅バスロータリー
再開発が進む生田緑地口 (2023年11月撮影)

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